捨てコンのひび割れ原因、補修方法、注意点

捨てコンは、建物の荷重を支えるものではないため、ひび割れが発生しても、構造的な問題になることは少ないですが、ひび割れを放置すると、水が浸入して、基礎の耐久性を低下させる可能性があります。この記事では、捨てコンにひび割れが発生する原因、補修方法、そして注意点について解説します。まず、捨てコンにひび割れが発生する主な原因についてです。一つ目の原因は、「乾燥収縮」です。コンクリートは、打設後、硬化する過程で水分が蒸発し、収縮します。この収縮によって、ひび割れが発生する場合があります。特に、気温が高い日や、風が強い日には、乾燥収縮によるひび割れが発生しやすくなります。二つ目の原因は、「温度変化」です。コンクリートは、温度が上昇すると膨張し、温度が低下すると収縮します。この膨張と収縮を繰り返すことで、ひび割れが発生する場合があります。特に、寒暖差が大きい地域では、温度変化によるひび割れが発生しやすい傾向があります。三つ目の原因は、「地盤の変動」です。地盤が沈下したり、隆起したりすると、捨てコンに力がかかり、ひび割れが発生する場合があります。特に、軟弱な地盤や、地震が多い地域では、地盤変動によるひび割れが発生しやすい傾向があります。では、捨てコンにひび割れが発生した場合、どのように補修すれば良いのでしょうか?一つ目の補修方法は、「ひび割れ補修材を使用する」方法です。市販のひび割れ補修材を、ひび割れに塗布することで、ひび割れからの水の浸入を防ぐことができます。補修材を使用する際には、ひび割れの幅や、深さに合ったものを選ぶようにしましょう。二つ目の補修方法は、「モルタルを使用する」方法です。モルタルをひび割れに埋め込むことで、ひび割れを補修することができます。モルタルを使用する際には、ひび割れ部分を綺麗に清掃し、モルタルが密着するように注意しましょう。これらの補修方法は、あくまで一時的な処置です。ひび割れが広範囲に及ぶ場合や、構造的な問題が疑われる場合は、専門業者に相談するようにしましょう。

投稿者 Yt2OvHyErwBs