この記事では、捨てコンの施工手順について、墨出し、打設、養生という3つのステップに分けて解説し、それぞれの注意点についても説明します。まず、最初のステップは、「墨出し」です。墨出しとは、基礎の位置や、建物の配置を、地面に正確に記す作業のことです。墨出しは、捨てコンを打設する前に必ず行う必要があります。墨出しを行う際には、以下の点に注意しましょう。一つ目の注意点は、「基準点を正確に定める」ことです。基準点がずれていると、建物の位置や、基礎の形状がずれてしまう可能性があります。二つ目の注意点は、「水平器を使用する」ことです。水平器を使用することで、水平な墨出しを行うことができます。三つ目の注意点は、「墨出しの線を明確にする」ことです。墨出しの線が曖昧だと、捨てコンの打設時に、基準がずれてしまう可能性があります。次に、二つ目のステップは、「打設」です。打設とは、捨てコンクリートを流し込む作業のことです。打設を行う際には、以下の点に注意しましょう。一つ目の注意点は、「コンクリートを均一に打設する」ことです。コンクリートを均一に打設することで、捨てコンの強度を均一に保つことができます。二つ目の注意点は、「バイブレーターを使用する」ことです。バイブレーターを使用することで、コンクリートの中の空気を抜き、より強度を高くすることができます。三つ目の注意点は、「雨天時を避ける」ことです。雨天時にコンクリートを打設すると、コンクリートが均一に固まらず、強度低下の原因となる可能性があります。最後に、三つ目のステップは、「養生」です。養生とは、打設したコンクリートが硬化するまで、保護する作業のことです。養生期間は、季節や、気温によって異なりますが、一般的に、数日から1週間程度が目安となります。養生を行う際には、以下の点に注意しましょう。一つ目の注意点は、「直射日光を避ける」ことです。直射日光に当てると、コンクリートが乾燥しすぎて、ひび割れが発生する可能性があります。二つ目の注意点は、「雨水から保護する」ことです。雨水がコンクリートに当たると、コンクリートが弱くなる可能性があります。三つ目の注意点は、「養生期間中は、コンクリートに触れない」ことです。養生期間中に、コンクリートに触ると、コンクリートが変形する可能性があります。